伊送電網運営会社の株式35%、中国企業への売却が決定

イタリア政府は7月30日、国内の送電・送ガス網を運営する国営企業CDPレティの株式35%を中国送電最大手の国家電網に売却することを決めたと発表した。公的債務削減に向けた国有資産売却の一環で、売却額は約21億ユーロに上る。

CDPレティは財務省が80.1%を出資するイタリア預託貸付公庫(CDP)の100%子会社。伊政府は24日、株式売却について国家電網と交渉を行っていることを明らかにしていた。CDPは同日、CDPレティの株式14%を国内の機関投資家に売却することも発表した。

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