独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は23日、「ニュースモールファミリー」と呼ばれている小型車「アップ(up!)」から4ドア車を発売すると発表した。ドイツ市場では3月6日から予約受付を開始し、5月からディーラーの店頭で販売する予定。その他の欧州市場には初夏までに投入する方針を示している。
\4ドア車は、従来の2ドア車と同じ3気筒ガソリンエンジン(出力44kW/60PSおよび55kW/75PS)を搭載し、仕様も2ドア車と同じ5種類(テイク・アップ、ムーブ・アップ、ハイ・アップ、ブラック・アップ、ホワイト・アップ)から選択できる。同社によると車体サイズは同じだが、横から見ると後部座席の窓の下のラインが2ドアは後ろ側が上がっている一方、4ドアは水平となっているため印象が異なるという。
\また、内装は、Hポイント(ヒップポイント)と呼ばれる着座位置(着座面と背もたれの交点)が後部座席が378ミリメートルと、フロントシートの306メートルよりも高い設計となっている。これにより、後部座席の乗員の視界がよくなるほか、足元のスペースが広くなる利点があるという。
\オプション装備は2ドア車と同じで、時速5~30キロメートルで衝突の危険が迫ると自動的に作動する緊急ブレーキ機能、電話のハンズフリー機能などが付いたポータブルナビゲーション・インフォテイメントシステム「maps+more」などを用意している。
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