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2012/2/3

企業情報 - 部品メーカー

独ドクター・シュナイダー、中国とメキシコに新工場を建設

この記事の要約

ドイツの中堅自動車部品メーカー、ドクター・シュナイダーは、メキシコと中国に新工場を建設する計画だ。同社のクラウス・フリッケ最高経営責任者(CEO)が業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』(1月29日付、電子版) […]

ドイツの中堅自動車部品メーカー、ドクター・シュナイダーは、メキシコと中国に新工場を建設する計画だ。同社のクラウス・フリッケ最高経営責任者(CEO)が業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』(1月29日付、電子版)に明らかにした。北米と中国市場に進出した顧客からの需要が高まっているためで、総額500万ユーロを投資して遅くとも2014年初めまでに生産を開始する計画を示している。

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同CEOによると、投資額は各250万ユーロで、それぞれ従業員を約100人増やす。メキシコのサカテカスでは、今秋に工場を着工し、2013年春には生産を開始する予定という。同工場は米ミシガン州のハウエルにある同社の拠点と連携し、米南部に工場を持つドイツの自動車メーカーに空調部品やシステムなどを供給する。

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中国では、3月から遼寧省の遼陽に工場を建設する。独高級車メーカーBMWの「3シリーズ」と「5シリーズ」向けのメークアップミラー(運転席・助手席の日よけの内側についているミラー)のほか、換気システム、装飾部品などを生産する。

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同社は1927年の設立で、独中東部のクローナハ・ノイゼスに本社を置く。換気システムや内装パネル、計器盤モジュール、センターコンソールなどを生産している。『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』紙によると、2011年の売上高は3億2,000万ユーロ(2010年:2億8,000万ユーロ)に拡大する見通し。従業員数は世界で約3,000人(ドイツ:1,200人)。工場はドイツ3カ所のほか、ハウエル(米ミシガン州)、バレンシア(スペイン)、サンパウロ(ブラジル)、ラドミエジツェ(ポーランド)、スピシュスカー・ノバー・ベス(スロバキア)に持つ。

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