中国自動車大手の長城汽車は21日、ブルガリア北部のロベッチに建設していたノックダウン工場を正式に稼働させた。欧州連合(EU)に中国の自動車メーカーが工場を持つのは初めてとなる。同日催された式典にはブルガリアのボイコ・ボリソフ首相などが出席した。
\同工場の生産能力は5万台で、当初は小型車「騰翼(Voleex)C10」を生産する。将来は小型ピックアップ・トラック「ウィングル(風駿5)」、スポーツ多目的車(SUV)「哈弗(Hover)H6」のほか、スポーツ性と多機能性を兼ね備えたクロスオーバーモデル「騰翼(Voleex)C20R」も生産する計画。
\長城汽車は同工場を現地のリテックス・モーターズとの合弁事業として2009年5月に着工した。ロベッチは首都ソフィアから約150キロメートルの距離に位置している。
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