独自動車部品大手のボッシュとスイスのサンクト・ガレン大学は3月1日付けで、インターネットに関連した製品やサービスを開発する共同シンクタンク「Bosch internet of things & services lab」の業務を開始した。今年秋にも最初の成果を発表する予定。
\同プロジェクトでは、自動車のネットワーク化や次世代送電網(スマートグリッド)などに関連した新たな事業モデルを開発する計画。例えば、電気自動車向けに利用可能な充電スタンドの場所を表示したり、インターネットを通して旅行先のレジャー情報をドライバーに知らせるなどのサービスを考えている。
\当初は3人で作業を開始、さらに5人の研究員を募集する。将来はボッシュとサンクト・ガレン大学を合わせて10人が同プログラムに参加する予定。
\ボッシュは2008年にシステムハウスのソフトウエア・イノベーションズを買収し、ネット事業に参入した。今回のプロジェクトもソフトウエア・イノベーションズが実務面でサポートする。
\ボッシュは現在、シンガポールで実施されている電気自動車のパイロットプロジェクト向けに充電インフラやサービス用インターネットプラットフォームを提供している。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同社はイタリアでも同様の実証試験に参加しているという。
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