独自動車大手のダイムラーは12日、技術サービス子会社MBtechの資本の65%を仏技術サービス大手AKKAテクノロジーズに売却し、両社の合弁会社とする計画が独カルテル当局から認可されたと発表した。ダイムラーは今後もMBtechの資本の35%を保有し、少数出資者として影響力を行使する。
\MBtechは自動車部品の開発やテストを手がける。欧州、北米、アジアに拠点を持ち、従業員は3,000人。親会社のダイムラーへの依存度が高かったため、独立してグループ以外の企業との取引を増やすことで競争力を高めるとともに、価格圧力に対して力をつける狙いがあった。
\AKKAは自動車のほか、航空宇宙、輸送、エネルギーの分野で技術サービスを展開している。従業員数は7,000人。11年の売上高は5億4700万ユーロだった。
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