スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが4月27日発表した2012年1-3月期決算は、営業利益が前年同期比40%減の1億5,330万米ドルとなった。生産調整や原料コスト、研究開発支出がかさんだことに加え、米国での反トラスト法違反で捜査を受けていることに絡む費用が利益を圧迫した。
\売上高は前年同期比3%増の21億7,900万ドルに拡大した。地域別で見ると、主力の欧州が9%減の7億5,500万ドルと振るわなかったものの、北米が9%増の7億3,300万ドル、中国が6%増の2億4,500万ドル、日本が30%増の2億3,900万ドル、その他の地域が5%増の2億700万ドルにそれぞれ拡大した。製品別売上高は、エアバッグ(ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む)が3%増の14億2,200万ドル、シートベルト(シートサブシステムを含む)が3%増の7億900万ドルだった。
\今後についてオートリブは、4-6月期は前年同期比3%の増収、12年通期では前年比4%の増収になるとの見通しを示している。
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