日産自動車とカナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは10日の共同プレスリリースで、マグナ傘下のマグナ・シュタイヤー (オーストリア)が日産自動車 の高級車ブランド、インフィニティの次期エントリーモデルを受託生産することで暫定合意したと発表した。2014年に生産を開始する予定。
\メディア報道によると、オーストリアのグラーツ工場での生産が有力視されているが、両社は現在、最終的な検討を進めているとして、詳細は明らかにしていない。マグナ・シュタイヤーはポーランドにも工場を持つ。
\独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、インフィニティの次期エントリーモデルはメルセデス・ベンツのコンパクトカーのプラットフォームをベースとする見通し。生産規模は年約5万台との見方もある。
\日産のインフィニティ事業を担当しているアンディ・パーマー副社長はマグナとの協力関係について、「新モデルは西欧諸国などの主要市場で成長するための大きなチャンスとなる」と述べ、新たな顧客層の開拓に意欲を示している。
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