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2012/5/18

企業情報 - 部品メーカー

独ゲトラグ、11年は大幅増収増益

この記事の要約

自動車用変速機大手の独ゲトラグ(ウンターグルッペンバッハ)が8日発表した2011年通期決算の営業利益(EBITベース)は1億9,160万ユーロとなり、前年の8,650万ユーロから2.2倍以上に拡大した。9月にアクスルシャ […]

自動車用変速機大手の独ゲトラグ(ウンターグルッペンバッハ)が8日発表した2011年通期決算の営業利益(EBITベース)は1億9,160万ユーロとなり、前年の8,650万ユーロから2.2倍以上に拡大した。9月にアクスルシャフト事業を売却したためその分が目減りしたものの、中核事業のマニュアルトランスミッション(MT)とデュアルクラッチトランスミッション(DCT)が特に好調に推移し、収益を押し上げた。売上高は16%増の30億ユーロに拡大。従業員数はアクスルシャフト事業を売却したことにより1万3,450人から1万2,520人に減少した。

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11年の生産実績はMTが278万基、DCTが65万5,000基だった。16年にはMTで420万基、DCTで133万基に拡大する見通しだ。

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成長のけん引役は中国をはじめとするアジア市場だ。同社のアジア法人ゲトラグ・アジア・パシフィックの売上高は11年の2億6,800万ユーロから、5年後には3倍以上の10億ユーロに拡大することが見込まれている。生産規模はMTが64万4,000基から同170万基に、DCTも1万基(13年)から20万基に大きく拡大する見通し。

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同社は同日、インドに工場を建設する計画を明らかにした。高い成長が続くアジア市場での事業を強化するのが狙いで、フォード向けにMTを供給する。14年の稼働開始を見込む。

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