自動車部品大手レオニが15日発表した2012年1‐3月期(第1四半期)決算の純利益は6,460万ユーロとなり、前年同期比で76.5%増加した。自動車・投資財産業からの需要拡大が追い風となったほか、新興国の旺盛な需要が収益を押し上げた。本業のもうけを示す営業利益(EBITベース)は52.6%増の9,370万ユーロ、売上高は6.4%増の9億6,910万ユーロに拡大した。
\部門別にみると、ワイヤリングシステム部門の売上高は14%増の5億7,000万ユーロに拡大し、四半期ベースで過去最高を記録。EBITも24%増の4,360万ユーロに急伸した。
\ワイヤー&ケーブル・ソリューション部門の売上高は3%減の3億9,910万ユーロに低迷したものの、これは原料(銅)価格の下落に起因するもので、原料費を調整した実質ベースでは1%増だったとしている。EBITは92%増の5,000万ユーロとなった。
\地域別売上高シェアでは、ドイツが27.8%、ドイツを除く欧州が38.4%、アジア・その他の地域が33.8%となった。
\12年通期については、売上高で38億~40億ユーロ、EBITで2億3,000万~2億8,000万ユーロとする期初見通しを堅持した。
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