欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2012/5/25

企業情報 - 自動車メーカー

マツダ、フィアットとオープンスポーツカーの開発で協力

この記事の要約

マツダと伊自動車大手のフィアットは23日、2シートのオープンスポーツカーの開発・生産で協力する方針を発表した。マツダの次期「ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」の後輪駆動方式(FR:フロントエンジン・リアドライ […]

マツダと伊自動車大手のフィアットは23日、2シートのオープンスポーツカーの開発・生産で協力する方針を発表した。マツダの次期「ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」の後輪駆動方式(FR:フロントエンジン・リアドライブ方式)をベースにマツダおよびフィアット傘下のブランド、アルファロメオ向けのモデルを開発・生産する。

\

両社は拘束力を持たない趣意書(MoU)を交わしており、2012年後半にも正式に事業契約を結ぶ予定。このほか、欧州における協力の可能性についても今後、協議することで合意している。

\

今回の協業では、マツダとアルファロメオの2ブランドのスタイルを明確に区別したスタイルのモデルを開発する方針としており、各ブランドが独自のエンジンを搭載する予定。両車種とも広島のマツダの本社工場で生産する計画で、アルファロメオ向けのモデルは2015年に生産を開始する方向で検討を進めているという。

\

マツダの山内孝代代表取締役会長・社長兼最高経営責任者(CEO)はフィアットとの協力について、「技術・商品開発領域におけるアライアンスの構築は経営戦略に基づく活動の一つである」としたうえで、今回の協業はその重要な一歩であると捉えている、とコメントした。

\

一方、フィアットのセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)も今回の合意について、アルファロメオをグローバルブランドとして育てていく戦略に寄与するもである、とのコメントを発表。両社とも今回の協業がそれぞれの経営戦略に沿ったものであると強調している。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |