三菱電機は5月22日、スウェーデン自動車大手のボルボ・カー・コーポレーションの次世代カーインフォテイメント分野における戦略的開発パートナーに選定されたと発表した。
\スウェーデンのイエーテボリにあるテクニカルセンターを活用し、ボルボとの共同開発を進めていく。開発は2012年5月から開始し、製品はボルボの全ての車両に2013年11月から順次採用される予定という。
\三菱電機の発表によると、同社は1969年から40年以上にわたり、ボルボにオーディオやナビゲーションなどのカーインフォテイメント機器を供給してきた実績を持つ。
\イエーテボリのテクニカルセンターは1995年に設立。現在、従業員数は約40人で、自動車向けのオーディオやナビゲーションを開発している。
\一方、ボルボは、ステアリングの操作システムを使い、ナビゲーションなどカーインフォテイメント機器を直感的に操作できるシステムを「ボルボ・センサス(Volvo Sensus)」ブランドとして提供している。ボルボによると、三菱電機はボルボ・センサスの中核部品となるインフォテイメントモジュールを供給することになる。
\ボルボのステファン・ジャコビー最高経営責任者(CEO)は三菱電機との提携について、「ユーザーにとって使いやすい新たなインフォテイメント機器の導入に道が開ける」と述べ、今後の展開に期待感を示している。
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