独レンタカー最大手のシクストが22日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は1,790万ユーロとなり、前年同期比に比べ20.3%減少した。国外事業の拡大に向けた投資負担が増大したためで、事前の想定通りとしている。本業のもうけを示す営業利益(EBITベース)は14.2%減の3,860万ユーロ、売上高はレンタカー事業の好調がけん引し4.5%増の3億6,440万ユーロに拡大した。
\主力のレンタカー事業の売上高は10.3%増の2億1,570万ユーロ。ドイツ国内売上高は1億4,890万ユーロ(5.7%増)、国外売上高は6,680万ユーロ(22.1%増)となり、ともに増収を確保した。
\リース事業の売上高は9,330万ユーロ(3.4%減)。リース車両払下げによる収入は4,790万ユーロ(2.1%減)だった。
\12年通期についてシクストは、世界レベルで景気にブレーキがかかり、11年に比べ低い成長にとどまるとの期初予測を堅持している。
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