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2012/6/29

一般・技術・その他 (旧)

独研究所、SLMを使った圧電アクチュエータの金属ケースを製造

この記事の要約

ドイツのフラウンホーファー構造耐久性・システム信頼性研究所(LBF)はこのほど、ダルムシュタット工科大学の生産管理・技術・ 工作機械研究所(PTW)と共同で、レーザー溶融積層造形法(SLM)を使って圧電アクチュエータ の […]

ドイツのフラウンホーファー構造耐久性・システム信頼性研究所(LBF)はこのほど、ダルムシュタット工科大学の生産管理・技術・ 工作機械研究所(PTW)と共同で、レーザー溶融積層造形法(SLM)を使って圧電アクチュエータ の金属ケースを製造する方法を開発した。

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射出成形法などでは金属ケースを製造する際に複数の部品が必要となり、製造コストがかさむ問題があった。SLMでは、コンピューターによる設計支援ツール(CAD)のデータから直接、ケースを成形できるため、部品用の工作機械が不要になり、生産コストを抑えることができるという。

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SLMは、金属粉をレーザー光で加熱して溶融・固化させる方法で、少しずつ金属粉を足して固めていく。LBFとPTWは、一定の高さまでケースを成形した後に、圧電アクチュエータ を中に入れてケースを完成させることでケースを密封する製法を開発した。

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金属ケースは、湿度や汚れ、熱などから圧電アクチュエータを保護し、寿命を長く保つ役割を持つ。

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