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2012/7/6

一般・技術・その他 (旧)

独コンティネンタル、薄型カードキーを開発

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、厚さが3.4ミリメートルの自動車向け薄型カードキーを開発した。5ミリメートル以上の厚みのある従来製品と比べ、スリムなデザインとなっており、ポケットに入れてもかさばらず、一般の […]

独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、厚さが3.4ミリメートルの自動車向け薄型カードキーを開発した。5ミリメートル以上の厚みのある従来製品と比べ、スリムなデザインとなっており、ポケットに入れてもかさばらず、一般の財布にも収納できるとしている。同製品はすでに、起亜自動車が韓国市場で販売している最高級車「K9」に採用されている。

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同製品には、PASEシステム(パッシブエントリー/パッシブスタートシステム)が内蔵されているため、カードを携帯していれば、キーレスでドアを施錠・解錠することができ、スイッチ操作でエンジンを始動することができる。

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コンティネンタルによると、薄型の設計は、半導体の生産に使用されているレジン・トランスファー・モールディング(RTM)と呼ばれる成形技術の採用により可能になった。エポキシ化合物をRTMで加工することにより、精巧かつ耐久性に優れる樹脂部品を生産できるようになったという。一方、従来の自動車用キーは熱可塑性物質を射出成形しており、強度を確保するためには、少なくとも6ミリメートル以上の厚みを確保する必要があった。

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