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2012/7/13

企業情報 - 自動車メーカー

ボルボ・トラック、ユーロ6適合エンジンを来春投入

この記事の要約

スウェーデのボルボ・トラックは5日、欧州の次世代排ガス規制「ユーロ6」に適合するエンジンを2013年春から投入すると発表した。現行規制である「ユーロ5」対応エンジンと比べ窒素酸化物を77%、粒子状物質 (PM)を半減させ […]

スウェーデのボルボ・トラックは5日、欧州の次世代排ガス規制「ユーロ6」に適合するエンジンを2013年春から投入すると発表した。現行規制である「ユーロ5」対応エンジンと比べ窒素酸化物を77%、粒子状物質 (PM)を半減させたのが特徴。

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ボルボ・トラック初のユーロ6適合エンジンとなるのは、「D13」(460PS)。このタイプのエンジンは現在、ボルボが販売するトラックの3分の1に搭載されている。新規制対応エンジンはユーロ5対応エンジンをベースに開発され、ユーロ5対応タイプと同様に尿素還元触媒(SCR)を備えるほか、より厳格な排出基準を達成するため、排気ガス再循環装置(EGR)と粒子状物質除去フィルター(DPF)も搭載している。ボルボ・トラックによると、ユーロ6が施行されるのは14年からのため、ユーロ6適合エンジンへ引き合いは今のところそれほど大きくはない。エンジンストラテジー&プランニング担当マネジャーであるフランツェン氏は、「現時点でユーロ6適合エンジンの需要を見極めるのはとても難しい。最もポピュラーなエンジンを新規制に適合させることで、多くの顧客のニーズに対応できると考えている」と述べるとともに、他のタイプの新規制対応エンジンも14年1月までに投入する方針を明らかにした。

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