英自動車工業会(SMMT)が19日発表した2012年上半期(1~6月)の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は75万6,116台となり、前年同期に比べ14.1%増加した。内訳は輸出が13.7%増、国内向けも16.0%増と好調だった。ただ、6月単月の乗用車生産は0.7%減の11万9,193台となり前年実績を下回った。
\商用車の上半期の生産は8.7%減の5万6,096台に後退。6月は19.7%減の8,367台と大きく落ち込んだ。乗用車と商用車を合わせた上半期の自動車生産は前年同期比12.1%増の81万2,212台だった。1~6月のエンジン生産は0.5%増加。6月単月では15.1%減の落ち込みとなった。
\SMMTのポール・エヴェリット会長は乗用車の生産について、「英国では過去2年間に58億ポンドの投資があり、長期的には成長が期待できる」と明るい見通しを示す一方、欧州市場の需要低迷などにより今後数カ月は若干のアップダウンが続く可能性があるとの見解を示した。
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