チェコ自動車工業会(SAP)がこのほど発表した2012年1~7月の国内自動車生産統計によると、乗用車および小型商用車(LCV)の生産は74万4,000台を超え、前年同期比3.7%増加した。しかし、上半期(1~6月)の前年同期比伸び率は4%を超えていることから、成長は鈍化している。20日付けの同国メディア『FinancniNoviny』(電子版)が報じた。
\同報道によると、SAPのマルティン・ヤーン会長は、「実際の統計数値をみると、欧州の自動車市場は好ましい発展を示しておらず、また、多数の調査レポートによると、来年も根本的な方向転換は望めない見通しだ」と述べ、このような状況は、チェコも含めた欧州の自動車生産に影響する、との厳しい見方を示している。
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