欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2012/8/31

企業情報 - 自動車メーカー

VW、露カルーガにエンジン工場を建設

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はロシアのカルーガにエンジン工場を建設する。VWのマルティン・ヴィンターコルン社長とカルーガ州のアナトリー・アルタモーノフ知事が28日、モスクワで契約に署名した。\ VWは新工場の […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はロシアのカルーガにエンジン工場を建設する。VWのマルティン・ヴィンターコルン社長とカルーガ州のアナトリー・アルタモーノフ知事が28日、モスクワで契約に署名した。

\

VWは新工場の建設に約2億5,000万ユーロを投資する。生産能力は年15万基で、2015年に操業を開始する予定。

\

新工場はカルーガにあるVWの自動車工場の近くに建設する。1.6リットルのガソリンエンジンシリーズ「EA211」を生産し、VWのカルーガ工場のほか、ロシア自動車大手のGAZのニージニーノブゴロド工場に供給する。GAZはVWブランドとVWのチェコ子会社であるシュコダのモデルを同工場で受託生産している。

\

VWのヴィンターコルン社長は契約調印式典において、ロシア市場の販売で2018年までに年50万台の達成を目指すほか、同目標の達成に向け、現地生産の拡大やロシア市場向けの新モデルの開発などに10億ユーロを投資する計画を明らかにした。VWによると、同社はこれまでにロシアに累計で約10億ユーロを投資してきた。2018年までにさらに10億ユーロを投資する計画だ。

\

エンジン工場の建設は、ロシア事業を強化するVWの戦略であるとともに、外国メーカーの現地生産を促進するロシア政府の政策に対応した措置でもある。VWは同国政府と2011年5月末に、2016年からロシアで生産する自動車の30%以上に現地生産したエンジンを搭載することで合意している。

\
一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |