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2012/10/26

一般・技術・その他 (旧)

コンティネンタル、新型センサーモジュール開発

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは、新たなセンサーモジュール「SRL-CAM400」の開発を進めている。SRL-CAM 400はCMOSカメラとレーザー赤外線レーダー(LIDAR)をモジュール化して障害物の検知能力を高 […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは、新たなセンサーモジュール「SRL-CAM400」の開発を進めている。SRL-CAM 400はCMOSカメラとレーザー赤外線レーダー(LIDAR)をモジュール化して障害物の検知能力を高めるもので、衝突回避、自動ブレーキ制御などの安全運転支援システムで使用することを想定している。

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SRL-CAM400の自動ブレーキ制御機能は、速度72km/h以下で作動し、自動車と(衝突の危険がある)前方の障害物との速度差を40km/h以内に抑える。速度差が40km/h以上となり衝突が回避できないと認識すると、ブレーキがフル作動して衝突の衝撃を可能な限り軽減する。

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コンティネンタルの担当者によると、CMOSカメラは自動車の前方障害物の検知するために広く採用されているが、パッシブセンサーであるためフルブレーキをかけるかの判断が十分にできないという。LIDARのアクティブセンサーによって障害物との距離を正確に測定することでCMOSカメラの弱点を補い、より精度の高い安全運転支援システムの開発が可能になるとしている。

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SRL-CAM400はまだ試作段階にあり、実用化にこぎつけるのは2015年頃の見通しという。

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