独自動車電子部品メーカーのプログレスヴェルク・オーバーキルヒ(PWO)が2日発表した2012年7-9月期(第3四半期)決算の最終利益は173万ユーロにとどまり、前年同期から37%減少した。欧州の自動車販売市場の低迷で受注が当初予想を下回ったことや、上半期の受注急増による生産設備の過剰負荷で修理・保守費用がかさんだことなどが響いた。営業利益(EBITベース)は16.6%減の435万ユーロ、売上高は12.1%増の9,070万ユーロだった。
\同時に発表した1-9月期決算の売上高は13.9%増の2億6,940万ユーロ、EBITは16%増の1,520万ユーロ、最終利益は34.1%増の700万ユーロだった。地域別売上高は本拠地ドイツが1億7,900万ユーロ(4.4%増)、ドイツ以外の欧州が2,630万ユーロ(7%減)、NAFTA地域が5,990万ユーロ(59.4%増)、アジアが4,160万ユーロ(15.4%増)となり、欧州を除くすべての地域で増収を確保した。
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