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2013/5/24

企業情報 - 部品メーカー

ヘンケル、ゴムベース制振材の新製品発売

この記事の要約

独化学大手のヘンケルはこのほど、4世代目となるゴムベースの制振材の新製品「Teroson RB 8275」を発売すると発表した。液体塗布型制振材(LASD:Liquid Applied Sound Deadener)で、 […]

独化学大手のヘンケルはこのほど、4世代目となるゴムベースの制振材の新製品「Teroson RB 8275」を発売すると発表した。液体塗布型制振材(LASD:Liquid Applied Sound Deadener)で、植物性油を主な材料としている。

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同制振材は、エンジンやタイヤから車体に伝わる振動騒音を抑える機能を持つ。ヘンケルによると、新製品は業界の標準的な製品に比べ音響性能が15%高く、重量も最大20%削減できるという。具体的には、新製品の採用により、乗用車では重量を約1kg削減できる。また、現在、アスファルト系制振マットが使用されている部分はほぼ全て「Teroson RB 8275」に替えることができるという。このほか、ロボットによる噴出装置で作業できるため、手作業で制振材マットを貼り付けるよりも作業時間を短縮できる利点がある。

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ヘンケルは2006年からゴムベースのLASDを自動車業界向けに生産している。

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