独自動車大手のダイムラーは15日、スペイン北西部のバスク州ビトリアにあるバン工場に1億9,000万ユーロを投資すると発表した。中型バンの新世代モデルの生産に向け、生産ラインや物流システムを近代化する。
ビトリア工場では2003年からメルセデス・ベンツの「ビアノ」と「ヴィト」を生産している。工場の面積は60万平方メートルで、生産面積は37万平方メートル。現在の従業員数は約3,100人で、年約7万5,000台のバンを生産している。「ビアノ」はセダンより大型のモデルを必要とする個人をターゲットに、「ヴィト」は手工業やサービス、旅客輸送などの業務用のニーズに対応したモデルとなっている。
今回の投資は主に、車体製造、塗装、組み立ての生産設備の近代化や物流システムの改善に充てる。