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2014/2/21

総合 – 自動車産業ニュース

中国製化学品の反ダンピング措置、EUが解除決定

この記事の要約

中国製化学品の反ダンピング措置、EUが解除決定 欧州連合(EU)は11日、中国製のジシアンジアミドに対する反ダンピング措置を解除すると発表した。ジシアンジアミドは医薬品の製造や粉体塗装、繊維の染色、自動車組み立て用接着剤 […]

中国製化学品の反ダンピング措置、EUが解除決定

欧州連合(EU)は11日、中国製のジシアンジアミドに対する反ダンピング措置を解除すると発表した。ジシアンジアミドは医薬品の製造や粉体塗装、繊維の染色、自動車組み立て用接着剤などに使われる化学品。EUは2007年から中国製に49.1%の反ダンピング関税を課していた。

EUは寧夏英力特化工など中国の化学メーカーがジシアンジアミドをダンピング輸出し、EUで唯一のメーカーである独アルツケムを不当に圧迫しているとして反ダンピング関税を発動。2012年11月から同措置の5年延長の是非を検討していた。

アルツケムは反ダンピング措置の延長を要請していたが、EUは同措置発動によって中国製ジシアンジアミドの域内でのシェアが07年の40~50%から15~20%まで縮小し、アルツケムの経営も大幅に改善したことから不要と判断し、打ち切りを決めた。

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