欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2014/5/9

企業情報 - 自動車メーカー

ロシア商用車大手GAZ、13年は大幅減益

この記事の要約

ロシアの商用車最大手GAZが4月30日発表した2013年決算(IFRS基準)は、純利益が40億ルーブル(1億1,230万米ドル)と、前年の半分に縮小した。利払い・税・償却前利益(EBITDA)は11%減の127億ルーブル […]

ロシアの商用車最大手GAZが4月30日発表した2013年決算(IFRS基準)は、純利益が40億ルーブル(1億1,230万米ドル)と、前年の半分に縮小した。利払い・税・償却前利益(EBITDA)は11%減の127億ルーブルだった。

売上高は前年比12.9%増の1,434億ルーブルとなり、金融危機前の水準を回復した。従業員一人あたりの月間売上高は11%増の21万5,000ルーブルと、過去最高を記録した。

2013年は、製品ラインナップのリニューアルと技術の近代化に重点を置いて投資を行った。軽商用車「GAZelle NEXT」の最新モデルの量産を開始したほか、ソチ五輪向けバス「GOLAZ」と「LIAZ」の提供や新型中型バス「Vector」の生産を開始した。このほか、天然ガスやメタンガスを燃料とする車両の開発や、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ、ダイムラーとの共同事業で、5車種の組み立てを開始した。

ソロキン社長は、「商用車市場は景気低迷を反映して厳しい状況が続いているが、我が社は信頼性が高くコストパフォーマンスが良い最新の製品を生産しており、顧客からの需要は高い。こうした理由からマーケットリーダーの地位を維持しており、今後の見通しも明るい」と述べた。

COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |