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2014/7/11

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、ワイヤレス充電でダイムラーと提携

この記事の要約

独高級車大手のBMWは8日、独同業のダイムラーと電気自動車やプラグインハイブリッド車に採用する共通のワイヤレス充電技術の開発で協力すると発表した。当初は出力3.6キロワット(kW)を開発し、将来はプラグインハイブリッド車 […]

独高級車大手のBMWは8日、独同業のダイムラーと電気自動車やプラグインハイブリッド車に採用する共通のワイヤレス充電技術の開発で協力すると発表した。当初は出力3.6キロワット(kW)を開発し、将来はプラグインハイブリッド車に比べ充電容量が大きな二次電池を搭載した電気自動車でも短時間で充電できる出力7kWのシステムを開発することを視野に入れている。

両社が開発するのは地面に埋め込まれた充電スポットと車体の下に組み込まれたコイルの間の磁場を利用して送電を行う非接触誘導給電システムで、充電スポットの上に車両が停止すると、自動的に充電できる仕組み。雪や雨の悪天候時にもワイヤレス給電が可能という。また、車体と地面のコイルの間に動物などが入り込んだ場合に直ちに充電を停止する監視システムを導入する。

ダイムラーは当初、メルセデス・ベンツの「Sクラス」に同技術を導入・試験する計画。BMWはすでにプラグインハイブリッド車「i8」に同充電システムのプロトタイプを導入し、2時間以下で充電することができたと報告している。

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