スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンがこのほど発表した2014年1-3月期決算は、売上高が前年同期比6.9%増の5億5,640万ユーロ、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が同24.9%増の6,820万ユーロ、営業利益が52%増の4,520万ユーロにそれぞれ拡大した。欧州とアジアでの販売好調が増収増益に寄与した。
地域別売上高は自動車市場の好調を背景に欧州が14%、アジア太平洋が26%それぞれ伸びた一方、南北アメリカでは厳冬やユーロ高が響いて35%の減収となった。事業部門別売上成長率は、シートが33%、ライティングシステムが27%、オーバーヘッドシステムとドアがそれぞれ3%だった。
スペインのブルゴスに本社を構えるグルーポ・アントリンは25カ国に100カ所の生産拠点と22カ所のオフィスを持つ。従業員数は1万3,700人。