仏自動車大手のPSAプジョーシトロエン(PSA)は12日、フランスのミュルーズ工場の生産設備を大規模に改変し、近代化すると発表した。2014~2020年までに3億ユーロを投資して、生産効率の高い柔軟な生産ラインを整備する。
具体的には、PSAの次世代プラットフォーム「エフィシエント・モジュラー・プラットフォーム2(EMP2)」を採用した新モデル2機種を生産するほか、同じ生産ラインで複数のバリエーションを生産できる「シングルフロープロダクション」と呼ばれるシステムの導入などを計画している。ただし、生産能力は現在の年約20万台を維持する方針を示している。