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2014/7/25

企業情報 - 自動車メーカー

オペル、ハンガリー工場で新エンジンシリーズの生産開始

この記事の要約

米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社であるオペルは16日、ハンガリーのセントゴットハルド工場で小型ガソリンエンジンの新シリーズの量産を開始した。同社は7億ユーロを投資して1つの生産ラインで異なるエンジンシリー […]

米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社であるオペルは16日、ハンガリーのセントゴットハルド工場で小型ガソリンエンジンの新シリーズの量産を開始した。同社は7億ユーロを投資して1つの生産ラインで異なるエンジンシリーズを同時に生産できる「フレックスプラント」を建設した。今回の新シリーズエンジンの生産開始により、同じラインで生産するエンジンシリーズは3つとなる。

オペルは2014~2018年の間に新モデルを27機種と新型エンジン17種類を市場投入する計画。新型エンジンの多くはセントゴットハルド工場で生産することになる。同社はこのような新モデル攻勢により販売台数を伸ばす戦略で、欧州では2022年までに市場シェアで8%、ドイツでは10%の達成を目標に掲げている。

今回生産を開始した新シリーズの最初のエンジンとなる1.0リットル3気筒ターボエンジン(出力90PS、115PS)はオペル「アダム」と「アダム・ロックス」に搭載される。

「フレックスプラント」ではすでに1.6リットルのガソリンエンジンと1.6リットルのターボディーゼルエンジンの生産を開始しており、今回1.0リットルのガソリンエンジンが加わった。

セントゴットハルド工場で昨年生産したエンジン35万4,000基のうち、「フレックスプラント」で生産したエンジンは1万5,000基だった。2014年は計40万基のエンジン生産のうち10万基がフレックス製品となる予定。2015年には50万基の50%以上がフレックスプラント製になるという。

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