伊自動車部品大手ソゲフィがこのほど発表した2014年上期(1~6月)決算は、最終損益が730万ユーロの赤字となった。前年同期は1,620万ユーロの黒字だった。リストラ費用が膨らんだことやユーロ高、ブラジル市場の減速などが響いた。
売上高は6億8,300万ユーロと、前年同期からほぼ横ばいだった。
部門別に見ると、エンジンシステムが前年同期比2.3%増の4億2,620万ユーロ、サスペンションコンポーネントが3.1%減の2億6,620万ユーロだった。地域別では欧州が1.9%増の4億5,160万ユーロ、北米が15.5%増の1億300万ユーロ、アジアが32.4%増の3,730万ユーロ、南米が24.7%減の8,920万ユーロだった。
ソゲフィは伊有数の実業家カルロ・デ・ベネデッティ氏率いる持ち株会社CIRの傘下。世界21カ国に42カ所の生産拠点を展開し、エンジンシステムやサスペンション部品に強みを持つ。