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2014/8/8

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、7月は6.8%増

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年7月の同国の乗用車新車登録は27万249台となり、前年同月に比べ6.8%増加した。1~7月の累計は前年同期比3.0%増の180万8,517台だった。ドイツ自動車工業会(V […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年7月の同国の乗用車新車登録は27万249台となり、前年同月に比べ6.8%増加した。1~7月の累計は前年同期比3.0%増の180万8,517台だった。ドイツ自動車工業会(VDA)によると、7月は法人顧客向けの販売好調がけん引役となった。KBAによると7月の新車登録台数のうち、個人の割合は全体の38.2%にとどまる。

7月のブランド別の登録台数を見ると、ドイツメーカーは最大手のフォルクスワーゲン(VW)が10.4%増となったほか、ポルシェ(40.8%増)、アウディ(12.1%増)、BMW(11.6%増)、も好調だった。MINI(1.4%減)とスマート(0.2%減)は前年を下回った。

国外ブランドでは最大手のシュコダが25.2%増と好調で市場シェアで5.5%を確保。日本勢は、日産(11.0%増)、マツダ(11.5%増)、三菱自(16.7%増)が2ケタ増の伸びを示した一方、ホンダ(14.5%減)、トヨタ(13.3%減)、レクサス(34.8%減)、スバル(26.4%減)、スズキ(7.5%減)は販売を落とした。

燃料別では、ガソリン車が全体の49.5%を占めている。代替燃料車の割合は全体の1.6%で、うちハイブリッド車は2,196台、電気自動車は597台だった。

■ 受注・輸出・生産台数、好調に推移

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、7月の国内受注は前年同月比6%増、1~7月の累計も前年同期を5%上回っている。国外受注は7月が5%増、1~7月は6%増だった。

輸出台数は7月が前年同月比13%増の40万6,900台。1~7月の累計は前年同期比8%増の263万7,800台だった。

国内生産は7月が20%増の53万3,400台と急増。ただし、工場の夏休みが昨年は7月に多かったのに対し、今年は8月に多いことが背景にある。1~7月の累計は前年同期比8%増の344万4,300台だった。

また、VDAによると、世界で自動車販売が伸びている市場、地域でドイツメーカーの販売が堅調であることや、西欧市場が次第に回復していることもドイツメーカーの生産・輸出台数の増加に寄与している。

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