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2014/8/22

企業情報 - 部品メーカー

独レオニ、上半期売上高で初めて20億ユーロ突破

この記事の要約

独電線大手のレオニが12日発表した2014年上半期(1‐6月)決算の売上高は前年同期比3.5%増の20億3,960万ユーロに拡大した。上半期の売上高が20億ユーロを超えたのは初めて。自動車業界におけるケーブルおよびワイヤ […]

独電線大手のレオニが12日発表した2014年上半期(1‐6月)決算の売上高は前年同期比3.5%増の20億3,960万ユーロに拡大した。上半期の売上高が20億ユーロを超えたのは初めて。自動車業界におけるケーブルおよびワイヤーハーネスの世界的な需要が依然として大きいことや欧州の景気に回復の兆しが出ていることが増収に寄与したとしている。営業利益(EBIT)は前年同期比25.9%増の9,790万ユーロ。税引き後利益も33.2%増の6,140万ユーロに拡大した。

第2四半期(4‐6月)の売上高は前年同期比0.8%増の10億1,940万ユーロ。最終利益は26.9%増の2,990万ユーロと大幅に増えたものの、アナリスト予想の約3,500万ユーロを下回った。自動車の新モデル向けのプロジェクトにおける人材育成や生産設備の更新のコスト負担が増えたことで利益が伸び悩んだ。

上半期の投資額は8,920万ユーロと前年同期を約43%上回った。主に、中国、ドイツ、メキシコ、中東欧諸国における生産能力の増強に投資した。

同社は2014年通期の売上高で約41億ユーロ(2013年:39億ユーロ)、EBITで2億ユーロ以上(2013年:1億6,310万ユーロ)の増収増益を見込んでいる。

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