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2014/9/5

企業情報 - 自動車メーカー

長城汽車、ロシア工場を着工

この記事の要約

中国自動車大手の長城汽車は8月25日、ロシアのトゥーラ州に建設する新工場の着工式を行った。生産能力はフル稼働体制で年15万台とする計画。現地生産により、生産コストを抑え、価格競争力を強化する。 新工場はトゥーラ州東部のウ […]

中国自動車大手の長城汽車は8月25日、ロシアのトゥーラ州に建設する新工場の着工式を行った。生産能力はフル稼働体制で年15万台とする計画。現地生産により、生産コストを抑え、価格競争力を強化する。

新工場はトゥーラ州東部のウズロヴァヤ工業団地に2期に分けて建設する。投資総額は180億ルーブルで、敷地面積は216万平方メートル。第1期工事の投資は120億ルーブルを予定している。新工場は中国の自動車メーカーがロシアに建設する初めての一貫生産工場であり、4生産工程を備える。また、長城汽車が国外に建設する初めての一貫生産工場でもあるという。

新工場は、トゥーラ州の州都であるトゥーラ市から約40キロメートル、モスクワからは南へ約180キロメートルの距離にあり、輸送の便が良いほか、労働力を確保しやすいなどの利点があるという。

■ 力帆はカルーガに新工場

中国通信社(CNS)などによると、中国の自動二輪・自動車メーカーの力帆実業(集団)もロシアでの現地生産を計画している。力帆はモスクワから南西に180キロメートルのカルーガ州に新工場を建設する予定。

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)によると、力帆と長城汽車は同国における2013年通期の新車販売をそれぞれ前年比34%増の2万7,467台、同39%増の1万9,954台に拡大した。

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