スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、電池大手ルクランシェ、エネルギー大手ロマンド・エネルギーは8月29日、太陽光エネルギー貯蔵システムの研究開発プロジェクトで、スイスのヴォー州から200万スイスフランの助成を受けると発表した。
このプロジェクトは、太陽光エネルギー貯蔵のための革新的な産業用ソリューションの開発を目的としている。ルクランシェが開発したチタン酸リチウム電池を装備した貯蔵ユニットを使用し、EPFLにあるロマンド・エネルギーが運営するソーラーパークで実験を行う。この貯蔵ユニットは、最大で500キロワット時の電力の貯蔵が可能だという。これは、太陽光パネル2,500平方メートルの一時間の発電量あるいは百世帯の一日の消費電力に相当する。プロジェクトの期間は23カ月間を予定している。