オーストリアの自動車部品大手ベンテラーは1日、独レーザー加工機メーカーのウィルコ・ウィルケン・レーザーテヒニック(WILCO Wilken Lasertechnik)から9月1日付けでドイツの2拠点を買収し、統合すると発表した。ベンテラーの自動車部門(BENTELER Automobiltechnik)の子会社を通して買収する。同子会社は今後、社名をベンテラー・レーザー・アプリケーションに変更する。
ウィルコ・ウィルケン・レーザーテヒニックは1979年の設立で、ドイツのパダボルンとヴァイデナウにあるベンテラーのサプライヤーパークでベンテラー向けにレーザー加工機16台を受託運転している。ベンテラーは両拠点に勤務する従業員約100人すべてを引き継ぐ。ベンテラーの自動車部門では、今回の措置により高品質の構造部品を引き続き安定供給できるようになる、とコメントしている。