2014/9/5

一般・技術・その他 (旧)

EUとベトナムのFTA交渉が前進、10月にも締結の可能性

この記事の要約

欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は8月25日、訪問先のハノイでベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談し、EUと同国の自由貿易協定(FTA)の早期妥結を目指すことで一致した。ズン首相は2年前にスタートしたFTA締 […]

欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は8月25日、訪問先のハノイでベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談し、EUと同国の自由貿易協定(FTA)の早期妥結を目指すことで一致した。ズン首相は2年前にスタートしたFTA締結交渉がこの間に大きく前進したと指摘し、10月にも協定が締結されるとの見方を示している。

EUは2007年、東南アジア諸国連合(ASEAN)と地域ベースのFTA締結に向けて交渉を開始したが、ミャンマーの民主化問題などが障害となって09年に交渉を停止。その後はASEAN加盟国との個別交渉に方針を転換し、ベトナムとは12年6月にFTA交渉を開始した。EUは昨年9月にシンガポールとの間でFTA締結で最終合意しており、現在はベトナムのほかマレーシア、タイと交渉を進めている。

欧州委によると、13年のEUとベトナムの貿易額は前年比16%増の336億ドル。EUはベトナムにとって最大の輸出先で、昨年の対EU輸出額は244億ドルに上った。主なベトナムのEU向け輸出品は革靴、繊維製品、農産物などで、EUからは機械、医薬品、自動車などが輸出されている。

ズン首相は会談後の会見で、FTAの早期妥結に向けて「オープンで率直な意見交換ができた」と述べ、経済面でEUとの関係強化を図る重要性を強調した。一方、バローゾ委員長は「交渉は大きく前進しており、状況を楽観視している」と発言。FTAの締結により双方で経済成長と雇用創出が促進されるほか、ベトナムで進められている経済構造改革に弾みがつくと指摘した。

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