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2014/9/26

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LG化学、ドイツの蓄電施設にリチウムイオン電池供給

この記事の要約

韓国のLG化学は、ドイツのブランデンブルク州フェルトハイムに建設される出力10メガワット(MW)の蓄電施設にリチウムイオン電池を供給する。この蓄電施設は8月6日に鍬入れ式を行い、建設を開始した。韓国紙『中央日報』(電子版 […]

韓国のLG化学は、ドイツのブランデンブルク州フェルトハイムに建設される出力10メガワット(MW)の蓄電施設にリチウムイオン電池を供給する。この蓄電施設は8月6日に鍬入れ式を行い、建設を開始した。韓国紙『中央日報』(電子版、9月22日付)によると、LG化学は来年初めにもリチウムイオン電池を組み込む予定。

蓄電施設はフェルトハイムにある風力発電設備の近くに建設し、天候によって発電量に波のある風力発電の余剰電力を蓄電できるようにする。蓄電施設の完成により再生可能エネルギーの安定供給が可能になる。

この蓄電施設は17×30メートルの大きさで、リチウムイオン電池モジュールが各20個入ったキャビン計24個が7部屋にそれぞれ設置される。モジュールの数は計3,360個となり、1万キロワット時(kWh)の電力を供給できるという。独風力発電設備大手のエネルコンがインバーターを供給する。また、再生可能エネルギー事業のデベロッパーであるエネルギークヴェレも同プロジェクトに参加している。

投資総額は約1,280万ユーロ。このうち欧州連合(EU)の欧州地域開発基金(ERDF)やブランデンブルク州政府から約500万ユーロの助成を受けている。

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