独自動車大手のダイムラーは9月25日、ドイツ南西部のシュパイヤーに建築中の物流センターの上棟式を行った。さまざまなサプライヤーから調達した部品を中国、南アフリカ、米国の乗用車工場に供給する。投資規模は約9,000万ユーロ。2015年春に開設する予定で、2016年からフル稼働体制に入る予定という。
ドイツおよび欧州のサプライヤーの部品はこれまで、ドイツ北部のブレーメンにある物流センターから国外工場に出荷していた。シュパイヤーに物流センターを設けたことで、例えば、南ドイツのサプライヤーの部品の輸送費や輸送時の二酸化炭素(CO2)排出量を低減できる。
新物流センターの敷地面積は約25万平方メートル。物流センターの床面積は約7万9,000平方メートル。コンテナを置く屋外スペースを約2万1,000平方メートル整備する。このほか、管理棟を建設する。物流センターでは400人以上の新規雇用を創出できる見通し。