韓国の鉄鋼大手ポスコは、仏自動車大手のルノーがパリモーターショー(一般公開:10月4~19日)に出展したコンセプトカー「EOLAB」に軽量鋼材を供給している。2日付の自動車専門誌『ジャストオート』(電子版)が報じた。
同誌によると、ポスコは「EOLAB」にプレス成形した鋼材や双晶誘起塑性鋼(TWIP鋼)を供給しており、マグネシウム合金を使用したルーフの重量は4キログラムという。また、ポスコはアジアから「EOLAB」コンセプトに参加する唯一のサプライヤーで、2012年からルノーと協力してきたという。
「EOLAB」はルノーが「Z.E. ハイブリッド」と呼ぶハイブリッド技術を採用したコンセプトカーで、走行100キロメートル当たりの燃費は1リットルと極めて燃費効率が良い。1.0リットルの3気筒ガソリンエンジン(出力:57kW)と電気モーター(50kW)、蓄電容量6.7kWhのリチウムイオン電池を搭載し、車体重量は現行「クリオ」に比べ400キログラム軽量化している。