フィアットは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショーでコンパクトクロスオーバー「500X」を初公開した。
500Xは「500C」、「500L」、「500L トレッキング」、「500L リビング」に続く500ファミリーの最新派生車種。日産「ジューク」、オペル「モッカ」、ルノー「キャプチャー」の競合モデルとなる。ジープのコンパクトSUV「レネゲード」と車台を共有し、サイズは全長4250ミリ、全幅1800ミリ、全高1610ミリ。スタイリングを楽しむ都市向けバージョンと、より高い走破性を実現するレジャーバージョンの2仕様が用意されている。欧州ではガソリンエンジン4タイプ、ディーゼルエンジン3タイプを設定。トランスミッションは5速MT、6速MT、9速AT、6速デュアルクラッチ、駆動方式は前輪駆動(FF)、四輪駆動(4WD)、トラクションプラス付のFFで、これらの組み合わせによって豊富なバリエーションが予定されている。
インフォテインメントシステムとして5.0インチあるいは6.5インチのタッチスクリーンを備えたユーコネクトを装備。ブルートゥース接続、外部入力、USBコネクションを備え、ステアリング・ホイールのリモコン・スイッチおよび音声コントロールが可能だ。また、スマートフォンと連携するユーコネクトライブシステムも装備される。
フィアット500Xは、イタリアのメルフィ工場で生産され、米国を含めた世界100以上の市場に投入される予定。