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2014/10/10

一般・技術・その他 (旧)

自動車のカタログ燃費と実燃費に大きな差・伊消費者団体調査

この記事の要約

イタリアの消費者団体アルトロコンスーモはこのほど、自動車のカタログ燃費と実燃費に最大で50%の開きがあるとの調査結果を発表した。 アルトロコンスーモは、フィアット「パンダ1.2」、フォルクスワーゲン「ゴルフ1.6TDI」 […]

イタリアの消費者団体アルトロコンスーモはこのほど、自動車のカタログ燃費と実燃費に最大で50%の開きがあるとの調査結果を発表した。

アルトロコンスーモは、フィアット「パンダ1.2」、フォルクスワーゲン「ゴルフ1.6TDI」の2車種について調査を実施。その結果、メーカーが謳っている燃費と実際の燃費には18~50%もの差があった。アルトロコンスーモは、消費者に誤解を与える燃費を表記したとして、自動車メーカーを相手取って損害賠償を求める訴えを起こす方針を表明している。

欧州でカタログ燃費と実燃費の差が問題となったのは今回が初めてではない。環境団体トランスポート&エンバイロメント(T&E)は5月、自動車メーカーが燃費データを粉飾するためにさまざまな手口が横行していると告発。これによると、◇抵抗を減らすために必要以上に空気を入れたスリックタイヤを用いる◇摩擦を低減させるためにブレーキを外す◇空気抵抗を抑えるために車体と窓の隙間をテープでふさぐ◇サイドミラーを取り外すといった行為が行われているという。

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