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2014/10/24

企業情報 - 部品メーカー

独シュレマー、ルーマニア工場を拡張

この記事の要約

ケーブル保護管などを製造するドイツのシュレマーは17日、ルーマニア北部のサトゥ・マーレ工場で拡張工事の鍬入れ式を行ったと発表した。2015年3月から新棟で生産を開始する予定。今回の拡張工事により、サトゥ・マーレ工場の売上 […]

ケーブル保護管などを製造するドイツのシュレマーは17日、ルーマニア北部のサトゥ・マーレ工場で拡張工事の鍬入れ式を行ったと発表した。2015年3月から新棟で生産を開始する予定。今回の拡張工事により、サトゥ・マーレ工場の売上高を2倍に拡大することを目指している。工場の拡張は、中・東欧市場のほか、ドイツやその他の国において需要が拡大していることに対応する措置であるという。

同社はルーマニアで現在、自動車や他の産業向けに年約7,000万メートルの蛇管(蛇腹状の表面積を大きくした管)を生産している。

ルーマニア工場の拡張工事は2004年の工場開設以来2回目となり、今回は床面積が約4,000平方メートルの生産棟を建設する。新棟の建設により、射出成形品も生産できる体制を整えるとともに、蛇管の生産能力も大幅に増強する。従業員数は現在の120人から、2015年には210人に増える予定。

ルーマニア工場ではこれまで緊急対策としてトラックの特殊コンテナに押出成形機を積み込んだ移動式工場を投入していた。この移動式工場は、平均的な蛇管を1分間に22メートル、3シフト制で1日当たり最大6万2,000メートルを生産する能力を持つという。

同社はサトゥ・マーレ工場を拡張するため2ヘクタールの工業用地を追加購入した。今回の拡張工事では追加購入した用地の5割しか使用しないため、今後さらに拡張が可能としている。

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