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2014/10/31

企業情報 - 部品メーカー

オートリブ、7-9月期は増収減益

この記事の要約

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが10月23日発表した2014年7-9月期決算は、営業利益が前年同期比4.1%減の1億7,480万米ドルに後退した。中国市場での販売が予想外に伸び悩んだことなどが響いた。売上 […]

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが10月23日発表した2014年7-9月期決算は、営業利益が前年同期比4.1%減の1億7,480万米ドルに後退した。中国市場での販売が予想外に伸び悩んだことなどが響いた。売上高は前年同期比4.2%増の22億800万米ドルに拡大した。

売上高を地域・国別で見ると、欧州が1.3%増の6億9,940万ドル、米州が9.1%増の7億7,690万ドル、アジアが2.1%増の7億3,170万ドルだった。アジア売上高の内訳は、中国が3.2%増の3億5,260万ドル、日本が2.1%減の1億7,070万ドル、その他が3.1%増の2億840万ドルだった。製品別売上高は、エアバッグ(ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む)が4.0%増の14億1,860万ドル、シートベルト(シートサブシステムを含む)が6億6.600万ドル、アクティブセーフティ製品(レーダー、ナイトビジョンなど)が28.4%増の1億2,340万ドルにそれぞれ拡大した。

同社は、マクロ経済環境の不確実性の高まりによって、下期のライトビークル生産の伸び率が年初予想を下回る可能性が高まったとして、2014年通期の売上高成長率の見通しを従来の6%から5.5%に引き下げた。一方、売上高営業利益率の見通しは9%に据え置いた。

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