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2014/11/7

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、10月は3.7%増

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年10月の同国の乗用車新車登録は27万5,320台となり、前年同月に比べ3.7%増加した。法人向けが前年同月比9.1%増と好調で、全体の65.2%を占めた。個人向けは5.1 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年10月の同国の乗用車新車登録は27万5,320台となり、前年同月に比べ3.7%増加した。法人向けが前年同月比9.1%増と好調で、全体の65.2%を占めた。個人向けは5.1%減少した。1~10月の累計は、前年同期比3.0%増の255万6,991台だった。

10月のブランド別登録台数では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比0.3%増の6万1,978台となったほか、ドイツ勢ではアウディ(5.7%増)、メルセデス(3.0%増)、BMW(1.5%増)、MINI(13.4%増)、オペル(4.4%増)も前年実績を上回った。これに対し、フォードは6.7%減、スマートは53.8%減と大きく販売を落とした。

国外ブランドでは最大手のシュコダが4.8%増の1万5,929台に伸びたほか、2位のルノーも21.7%増の1万490台と好調だった。

日本勢は、三菱自(65.7%増)、スバル(50.7%増)、ホンダ(21.2%増)、マツダ(13.1%増)が2ケタ増となり、トヨタも0.5%増加した。日産(0.4%減)、レクサス(6.5%減)、スズキ(8.9%減)は前年同月を下回った。

(5~6頁の表グラフ参照)

■ 10月の輸出は3%増、生産は4%増加

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、10月の国内受注台数は前年同月比で約1%増と、1~10月の累計の増加幅(前年同期比4%増)に比べると小幅にとどまった。同月の国外受注は13%増と好調だった。VDAでは年末にかけて輸出が増えると予想している。ただ、ブラジルとロシアの景気低迷が世界の乗用車市場の成長にブレーキをかけているとも指摘した。

輸出は10月が前年同月比3%増の36万4,200台、1~10月の累計は前年同期比4%増の362万1,500台だった。生産台数は10月が前年同月比4%増の47万3,800、1~10月では前年同期比4%増の471万6,500台となっている。

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