仏石油大手トタルのクリストフ・ドマージュリー最高経営責任者(CEO)兼会長(63)が10月20日、航空機事故で死亡した。これを受けて同社は22日、ティエリー・デマレ元会長兼CEOを新会長、製油・化学部門の責任者だったフィリップ・プヤンネ氏をCEOに任命した。
事故を起こしたのは、ドマージュリー氏が訪問していたロシアからパリに戻るため搭乗したプライベートジェット機。モスクワ郊外のブヌコボ国際空港から離陸しようとした際に除雪車と衝突し、同氏と乗員3人が死亡した。
同氏は2007年にトタルのCEOに就任。10年から会長も兼務していた。