独エンジニアリング会社のBFFTは、電動バスの開発プロジェクト「E-Bus-Pro」に参加している。同プロジェクトでは、2016年までに従来の内燃エンジンを搭載した路線バスに対抗できる経済性の高い電動路線バスを開発することを目標にしている。このため、1回のフル充電による航続距離で120~150キロメートルの達成を目指している。
このプロジェクトは2013年に発足し、ドイツ企業8社とポーランド企業1社が参加している。BFFTは、バッテリーや充電システム、冷却システムなどの部品をバスに組み込む技術を担当している。また、バッテリーをモジュール化して部分的に交換できるようなシステムの開発にも取り組んでいるという。
BFFTは1998年の設立で、インゴルシュタット近郊のガイマースハイムに本社を置く。従業員数は約700人。自動車の電気電子部品の開発を得意とし、インフォテイメントやエネルギーシステム、運転支援システム、コネクティビティー技術などの開発プロジェクトで多くの実績を持つ。