英ジャガーランドロバー(JLR)は10月30日、英国でエンジン工場「エンジン・マニュファクチャリング・センター」を開設した。JLRの新世代エンジン、「インジニウム」の生産を手がける。
エンジン・マニュファクチャリング・センターは、イングランド中部ウェスト・ミッドランズ州ウルヴァーハンプトン近郊に5億ポンドを投じて建設された。総面積は10万平方メートルで、製造・組み立て工場のほかエンジンテストセンターが併設され、従業員数は1,400人。
インジニウムはJLRが白紙状態から自社で設計・開発を手がけ、軽量化と効率化を極限まで追求しユーザーが求めるパワー、トルク、スムーズさの融合を実現した新世代エンジン。最初に生産されるのは、ジャガーの最新モデル「XE」に搭載される2.0リットルディーゼルエンジンで、来年初頭にラインオフする予定だ。