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2014/11/7

企業情報 - 自動車メーカー

独ポルシェ、シュツットガルト近郊の風洞実験施設を買収

この記事の要約

独高級スポーツカーメーカーのポルシェは4日、冷却装置など熱管理システム・部品のメーカーであるモディーン・ヨーロッパ(Modine Europe)からドイツのフィルダーシュタット・ボンランデン(シュツットガルト近郊)にある […]

独高級スポーツカーメーカーのポルシェは4日、冷却装置など熱管理システム・部品のメーカーであるモディーン・ヨーロッパ(Modine Europe)からドイツのフィルダーシュタット・ボンランデン(シュツットガルト近郊)にある風洞実験施設を買収したと発表した。買収価格は公表していない。この実験施設は特に、冷却、空調、安全、排気に関する試験に適しているという。

ポルシェは今年7月、ドイツ南西部のヴァイサッハ(シュツットガルト近郊)にある開発センターに1億5,000万ユーロを投資して建設した、車体のデザインスタジオ、風洞実験棟、電子機器統合センターの3つの新施設を開設した。今回買収した風洞実験施設は、ヴァイサッハからも近く、高性能モデルやハイブリッド車あるいはその部品などの開発プロジェクトを効率的に進めることができる利点がある。

モディーン・ヨーロッパの風洞実験施設は2004年に建設されたものだが、近代的な設備が導入されており、スポーツカーだけでなく大型商用車の風洞試験にも適しているという。また、ポルシェはこれまでも定期的に同施設を利用しており、今後も子会社のポルシェ・エンジニアリング・グループを通して外部の自動車メーカーや部品会社に同施設を開放する。

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