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2014/11/14

一般・技術・その他 (旧)

英先進推力センター、ウォーリック大学に中核拠点を開設

この記事の要約

低炭素車の新技術とサプライチェーンをサポートする英国の「先進推力センター(APC)」は6日、ウォーリック大学に中核拠点(ハブ)を開設した。 APCは、政府と自動車業界が各5億ポンドずつ計10億ポンドを拠出し、有害物質と二 […]

低炭素車の新技術とサプライチェーンをサポートする英国の「先進推力センター(APC)」は6日、ウォーリック大学に中核拠点(ハブ)を開設した。

APCは、政府と自動車業界が各5億ポンドずつ計10億ポンドを拠出し、有害物質と二酸化炭素(CO2)の排出量がより少ない効率的なパワートレインの開発を目指す。ハブ開設の記念式典で挨拶に立った英ビジネス・イノベーション省のケーブル大臣は、APCは英国がグリーンモータリング技術を世界でリードするための「推進力のひとつ」となるだろうと語った。

ケーブル大臣はまた、エンジンのクリーン化と電気モーターの製造技術に関する2件のプロジェクトに計3,200万ポンドの補助金を交付することを明らかにした。これらのプロジェクトはジャガーランドローバー(JLR)が主導するもので、2,500人の雇用が確保されると見込まれている。さらに、総額1億ポンドの低炭素モビリティープロジェクト助成事業の公募開始や、中小企業の支援プログラムの発足なども発表された。

英自動車工業会(SMMT)によると、2014年にスタートしたAPCの6件のプロジェクトにより、今後10年間で500万トンの二酸化炭素CO2の発生を抑制する効果が期待されている。これは、乗用車25万台分の排出量に相当するという。

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