欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表したEU(マルタを除く27カ国)の10月の新車販売(登録)台数は107万2,837台となり、前年同月に比べ6.5%増加した。主要国ではフランスが3.8%減と前年を下回ったものの、スペイン(26.1%増)と英国(14.2%増)が2ケタ増となり、イタリア(9.2%増)とドイツ(3.7%増)でも販売が伸びた。1~10月の累計は前年同期比6.1%増の1,064万5,907台。主要5カ国すべてで販売増となった。
10月のメーカー別販売は、最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が前年同月比6.9%増の27万6,816台を確保。2位の仏PSAプジョー・シトロエンは11万8,432台と、1.1%の小幅増にとどまった。3位のルノー・グループはダチアが25.1%増と大きく伸びるなど、全体では10.5%の増加となった。(次頁の表参照)
日本勢は、日産(21.3%増)、マツダ(24.3%増)、三菱(76.3%増)が2ケタ増となったほか、トヨタ・グループ(1.0%増)も増加を確保。スズキ(1.2%減)とホンダ(2.7%減)は前年を下回った。